純水機自作、3万以下で誰でも出来る!洗車用純水機の作り方

イオン交換樹脂の充填

洗車好きであれば誰しも持っていたい純水機。

某有名な商品も5万以上しますし、最近見つけたクラウドファンディングでも6万とかなり高額でした。

そのため欲しいけど中々手が出ないという方がかなり多いと思います。そして管理人もその一人です。

そこで今回は、高くて手が出せなかった方のために3万以下で誰でも作れる自作純水機について分かりやすく説明します!

今まで欲しかったけど手が出なかった方、この記事で純水機を手に入れてください!

用意するもの

まずは準備するものを説明します。

どれもネットで購入できるので、まずは以下のリストにあるそれぞれの部品を揃えてください。

  • FRPボンベ
  • イオン交換樹脂
  • 異径ニップル
  • シールテープ
  • ステンレスねじ

FRPボンベ

FRPボンベ

水道水に含まれるナトリウム・カルシウム・マグネシウムをろ過するためのイオン交換樹脂を入れるボンベです。純水機を作るためのボンベでネットで探すといくつか出てきますが、今回コスパの面で株式会社環境テクノスさんのNo.1 8×24FRPボンベというのを購入しました。

価格は税込み15,000円で送料が1,500円。合計16,500円でした。

業販価格よりも150円高かったですが、それでも十分安いと思います。

【ボンベ詳細ページ】
http://www.kan-tech.co.jp/newpage1-5.html

No.1 8×24FRPボンベ

価格も手ごろで作りもしっかりしているのですが、注文方法が少し面倒です…。

ページにも説明がある通り、まず購入方法のページに行きメールか問い合わせフォームから在庫状況を確認する必要があります。管理人はメールから問い合わせをし銀行振り込みで支払いをして購入しました。

問い合わせるときに何度もやり取りしなくていいよう、在庫と一緒に振り込み先も聞いておくとやり取りの回数も減って楽です。

メールアドレスは以下
info@kan-tech.co.jp

イオン交換樹脂

イオン交換樹脂は、水道水を純水に変えてくれるものです。

タンクに充填目安量14~5となっているので10リットル(5リットル×2袋)を選択、価格は税込み8,500円でした。(時期とタイミングによっては価格の変動があるかもしれません。)

イオン交換樹脂

ボンベ同様「イオン交換樹脂」と検索すると、もう少し安いところもありますが、お届けが速いのと買い慣れているAmazonで購入しました。

イオン交換樹脂1リットルあたり240リットルろ過できるようで、平均的な1回の洗車時水使用量が250リットルくらいなので大体10回洗車したら交換という感じでしょうか。(最終のすすぎだけで使用するのであればかなりもちがいいです。)

ただ以前の記事「洗車には純水が必須?純水、軟水、水道水の特性と選び方」で説明している通り、地域によって水道水に含まれるカルシウム・マグネシウムの量は異なるので若干差はあるかもしれません。

ランニングコストはこのイオン交換樹脂と水道代くらいです。

ニップル・ねじ・シール

ニップル・ねじ・シール

ボンベの入口と出口(ろ過した後に放出する側)に取り付けるニップル・ねじ・シールを用意します。

どれもAmazonや楽天・Yahoo・ヨドバシで手軽に購入できます。管理人が購入したのは以下の通りです。

1/2 ステンレスねじ込み継手

1/2 ステンレスねじ込み継手

購入先はYahooで2個購入、2,000円しないくらい。

ニップル

G312 [メタルネジ付蛇口ニップル]

ヨドバシで2個購入、合計1,200円くらいでした。

追加購入した物

以上で紹介した物で基本的には問題ないのですが、管理人はケルヒャー(K3 サイレント)と一緒に使用するため追加で以下も購入しました。

  • タカギ ワンタッチスリムホース5m
  • タカギ ホース ジョイント スリムコネクター 細ホース

タカギ ワンタッチスリムホース5m

タカギワンタッチスリムホース5m

ケルヒャーの側に純水機を置く場合、5mあれば十分です。
もっと短くてもいいという方は、自分で欲しい分だけの長さ購入でもいいかもしれません。

タカギ ホース ジョイント スリムコネクター 細ホース

タカギ ホース ジョイント スリムコネクター 細ホース

水道管から純水機を通しケルヒャーから放水する場合は、別途ジョイントを用意する必要があります。(詳細については下記で説明します)

ケルヒャーを使うのであれば、こちらも2個一緒に購入しておきましょう。

純水機のセッティング

上記、必要なものが揃ったら純水機の組み立てです。流れとしては以下の通り。

  • イオン交換樹脂の充填
  • ノズル差し込み
  • ニップル、ねじ取り付け
  • ホース、ジョイント取り付け
  • PHテスト
  • ケルヒャー繋ぎ込み

イオン交換樹脂の充填

イオン交換樹脂の充填

5kg×2をボンベに入れる作業からです。(これが一番大変でした…。)

他の方もブログで紹介されているように、スムーズに入れていくには漏斗(ろうと)、口先の大きいじょうごを用意したほうがいいです

ボンベの口もそこまで大きくないので、すべて入れるのにまぁまぁ時間かかります。

ボンベ

漏斗、じょうごを使わずに入れるコツとしては、イオン交換樹脂の袋の角をボンベ入口よりも小さめに斜めに切り、空気を入れながら流し込むことです。

出すときに空気の隙間を無くしてしまうと中々入らないので…、こうすることで結構スムーズに入ります。

イオン交換樹脂とボンベ

そして最後にシャフトが一体型になったフタを占めるのですが、このままだとイオン交換樹脂が邪魔をしてシャフトが奥まで入りません。そのため、水を樹脂よりも少し上くらいまで水を入れフタを上下に動かしながら押し込んでいきます。

シャフトの入れ方

力を入れずに動かし続けるとスムーズに締まります。

フタの締め方

ニップル、ねじの取り付け

ニップル・ねじ・シール

ニップル、ねじをボンベに取り付けていきますが、その前に水漏れを防止するための方法として専用のシールを巻きます。使っているシールはAmazonで購入することができます。

管理人が購入したのは、「SK11(エスケー11)」というもの。13mm幅×0.1mm厚で税込み156円。

コツとしては、ねじを巻く方向に合わせてシールを貼ること。反対に貼ってしまうと、すき間がほぼない状態なのでめくれてしまいます。

2~3周ほどしっかりと巻いて水漏れが起きないようにしてください。

ニップル、ねじどちらにも巻きます。

ニップル・ねじ

そしてシールもしっかり巻いたらボンベに取り付けます。

ニップル・ボンベ取り付け

水道管にホースとボンベを取り付ける

ねじ、ニップルの取り付けまで完了したら、次にホースです。

ここで注意することは、INとOUTを間違えないこと。INを蛇口と接続し、反対はホースやケルヒャーなど最終的に放出する側にします。

水道管にホースとボンベを取り付ける

画像は、逆に付けてしまった間違いのパターンです…。
こうならないように、しっかりINとOUTを確認してください。

PHの確認

組み立て、取り付けが完了したら1~2分ほど流したままにします。

次に頃合いを見て、PHが分かる測定器を使って確認します。

PHの確認

値が0になっていれば水道水が正常に純水に変わっているということです。

水道水に含まれていたマグネシウム、カルシウム等がイオン交換樹脂によって吸着、分離されています。

以上で純水機の準備と設置は完了です。

まとめ

実際に純水機とケルヒャーを繋げて使用するとこんな感じです。純水機を通して使用しても威力はほぼ変わらないのが分かると思います。

純水機そのものを購入するほうが手っ取り早いのは間違いありませんが、正直今販売されている純水機はちょっと高すぎなので、手間とコストを考えると、1時間もあれば簡単に組み立てからテストまでできる自作が断然おすすめです。

また、ボンベに直接取り付けられるPH機を足しても3万5千円ほどで済むのと勉強になるので、純水機はやっぱり”今は”自作で作ることをおすすめします。

ただ、ボンベを購入した環境テクノスさんでは今売り切れも出ていて入荷待ちの物もあるようなので、購入を検討されている方は早めがいいと思います。

以上、「純水機自作、3万以下で誰でも出来る!洗車用純水機の作り方」でした。

それでは素敵なカーライフを!

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