マイクロファイバークロスは傷がつく?正しい使い方と手入れ方法

マイクロファイバークロスは傷がつく?正しい使い方と手入れ方法

皆さんは洗車の時のタオルは何を使っていますか?

自宅にある綿や布タオル、カー用品店買ったマイクロファイバークロス、現在ではカラーだけに限らず厚みも異なるタオルがたくさん販売されています。

今回は、洗車には欠かせないグッズのマイクロファイバークロスのメリット・デメリット、そして正しい使い方、手入れ方法ついて分かりやすく解説します。

マイクロファイバークロスは洗車に欠かせない用品の一つです、詳しく知ることでその効果を最大限に引き出すことができます!

ファイマイクロバークロスとは何か

ファイマイクロバークロスとは何か

今やコストコでも手軽に購入できるマイクロファイバークロス。何気なく使っている人も多いのではないでしょうか。

ふわふわとやわらかく吸収率がすごいですよね。

この吸収率とやわらかさの秘密は、素材と構造にあります。

まず、その構造ですが、マイクロファイバークロスはナイロン・ポリエステルからできている合成物質で石油等を原料にして作られた繊維です。

8マイクロメートル以下の繊維の束になっていて、1本1本が髪の毛の1/100以下という超極細の集合体で出来ています。

マイクロファイバークロス

繊維の断面図を見てみるとよく分りますが、一般的な繊維が丸い隙間の無い形状になっているのに比べ、マイクロファイバーのほうは、いくつもの隙間があり、その隙間で汚れ・ホコリ・水分などを吸収できるようになっています

効果

マイクロファイバークロスの効果

マイクロファイバークロスの最大の効果は、上記でも説明したように、その形状を最大限に活かした吸水性です。

1本1本の形状が細く、たくさん隙間があるため、毛細管現象と同じ働きで通常の布タオルとは比にならない量の水分を吸収することができます。その量は何と綿タオルの2倍以上。

また、吸水性がありながらも吸湿性が低いため乾きやすいという特徴もあるのです。

その他、

  • 化学繊維なので虫食いに強い
  • 繊維の細かな凹凸でチリやホコリを絡めとる

といった効果もあるため、洗車だけに限らず掃除業界などあらゆる面で活用されています。

弱点

強みがあれば弱みもあるように、マイクロファイバークロスにも弱点、デメリットがあります。

まず最大の弱点は熱に弱いこと。
ナイロン・ポリエステルという素材を利用しているため熱に弱く、綿タオルでは可能な熱湯消毒ができないことに加え、乾燥機にかけることはできません。

また、虫喰いには強いのですが、そのきめ細かな構造に雑菌が溜まりやすいため細かな手入れは必須です。

その他、吸水性に優れていることから、皮膚の油分・水分まで吸収されやすいので手荒れを起こしやすい、悪化させやすいというのもマイクロファイバークロスならではのデメリットです。

厚手、薄手をうまく活用しよう!

厚手、薄手をうまく活用しよう!

Amazonで「マイクロファイバークロス」と検索するだけでもたくさんの種類が販売されているのでどれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。

基本的な性能、効果の面では大きな違いがないので、正直どれを選んでも失敗はしないかなとは思います。しかし、厚みによって使い分けたりすることは洗車効率のアップとよりマイクロファイバークロスの良さを引き出すことに繋がるのでおすすめです。

例えば、厚みのあるマイクロファイバークロスは、目が粗い傾向にあるため、その分吸水性が高いものが多いです。そのため、ボディの広い面、ボンネットや屋根部分のふき取りに向いていると言えます。

反対に薄手のマイクロファイバークロスであれば、目が細く、磨くのに向いているのでスケール除去やホイールなど細かいふき取りにおすすめです。

それぞれ使い分けをすることで、より効率も上がり美化に関係します。是非使い分けてみてください。

長く使うためには手入れも大事!

マイクロファイバークロスを長く効果的に利用するには、手入れも大事です。

通常の洗濯機を使用しても良いのですが、他のものと一緒に洗うよりは、専用の洗剤を使って付け置きするほうが長く使え、汚れもより落とすことが可能です。

また、他の物と一緒に洗った後に乾燥機にかけてしまったという失敗も防ぐことができるので、なるべく別々に洗うことをおすすめします。

管理人が手入れで使用しているのが、マイクロファイバークロス用のアルカリ洗剤です。

傷がつく?

傷がつく?

マイクロファイバークロスを使うことで傷はついてしまうのでしょうか?

そんな疑問を持たれている方も少なくないようです。

確かにマイクロファイバークロスだからと言って傷が付かないわけではありません。では、どうすれば傷を予防できるのか、それには使い方と選び方が関係しています。

洗車用は耳無しがおすすめ

マイクロファイバークロスには、耳ありと無しがあるのをご存知でしょうか?

耳ありのものは、端が硬く加工されているため洗車には向きません。理由としては、ボディを拭いている時に硬い部分が当たることで傷を付けてしまうからです。

最近の洗車用マイクロファイバークロスは、耳無しのものも増えているため、購入される際は耳無しを選ぶようにしましょう。

拭き上げは力を入れずやさしく

いくら傷が付きにくいとしても力の入れすぎは禁物です。

ボディをキレイにするどころか逆に洗車傷を増やすことになるので、拭き上げのときはやさしく行うようにしましょう。

やさしく拭いても落ちない汚れは、使用している洗剤が適切でない場合があります。汚れの原因が何かを確認し、その汚れにあった洗剤を使用してください。

汚れの種類と、その汚れに効果的なケミカルにかんしては、過去に書いた”酸性・中性・アルカリ性、汚れの原因と性質を理解しよう!”を参考にしてください。

マイクロファイバークロスの表裏の違い

マイクロファイバークロスの表裏の違い

マイクロファイバークロスの中には表と裏に違いがある場合があります。これは、基本的に厚みの違いです。(コストコのマイクロファイバークロスがその仕様です。)

上記で説明した通り、使い分けることでマイクロファイバークロスのメリットを最大限に引き出すことができます。

厚みがある表面は、ボディ・屋根など水分が残りやすい箇所の拭き上げとして使う。薄い裏面はホイール、スケール除去剤の拭き上げとして使う。

といった感じで用途別で使いこなすといいでしょう。

まとめ

マイクロファイバークロスは傷がつく?正しい使い方と手入れ方法

今回は、マイクロファイバークロスについて気になるあれこれについて解説しました。

今まで何となく気になっていたマイクロファイバークロスのことがより理解いただけたのではないでしょうか?

メリットデメリット、手入れの方法から表面・裏面の違いまで説明してきましたが、特に難しい内容ではなかったと思います。

マイクロファイバークロスは、利用方法でまたその効果も多少なりとも変わると思います。購入を検討されている方、すでに使用している方は是非参考にしてください。

それでは素敵なカーライフを!

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