ガラスコーティングとは?サルでもわかるガラスコーティングの基礎

ガラスコーティングとは?サルでもわかるガラスコーティングの基礎

ワックスは分かるけどガラスコーティングってなに?ワックスと何が違うの?」、洗車好きの方であれば誰しも一度は疑問に感じたことがあるのではないでしょうか。

ガラスコーティングが良いものと分かっていても、どう良いのか、ワックスと何が違うのかを理解している人は専門家でない限りあまり多くないでしょう。

今回は、初心者向けとしてガラスコーティングについてわかりやすく解説します。

これであなたがワックスのままで良いのか、それともガラスコーティングを選択したほうが良いのかが分ります!

ガラスコーティングの歴史

ガラスコーティングの歴史

今から約100年前、ワックスが誕生しました。

当時、ワックスは画期的な発明でボディをキレイに保つための必需品として愛用されていましたが、持続性の点では課題が多く洗車の度に使用しなければ維持できないというデメリットがありました。

次に誕生したのがポリマーコーティング。

撥水性に優れているとして大流行しますが、これもワックスよりは長持ちするものの、定期的なメンテナスがネックとなっていました。

そして、そのポリマーの次に誕生したのが、さらに進化した今主流のガラスコーティング(硬化型コーティング)です。

ワックス、ポリマー(乳化コーティング)よりも艶・撥水性・持続性に優れ、長時間持続できこと、さらにキズに強く化学変化も起こりにくいなど非常に多くのメリットがあるとして主流になりました。

補足

ガラスコーティングの考え方には、さまざまあり、定義が定められていませんが、どういった物質で作られているのか、硬化被膜になるか否かで区別されることがあります。詳細についてはこちらの解説が非常に参考になります。

ガラスコーティングのメリット・デメリット

ガラスコーティングのメリット・デメリット

ガラスコーティングは、ワックス・ポリマー過去に比べて、あらゆる面で優れていますが、メリットばかりではありません。デメリットもあります。

メリット

  • 汚れが付着しにくい
  • ボディキズを防ぎやすくない
  • 艶が出やすく撥水効果が高い
汚れ、キズに強い

ガラスコーティングの最大のメリットは言うまでもなく汚れが落ちやすくなるという点です。また、キズから守ってくれる効果もあります。

デメリット

  • 車種によってはシミができやすい
  • 割れる可能性がある
  • ポリマー、ワックスよりも割高
車種によってはシミができやすい

水捌けをよくしてくれるガラスコーティングは、車種によっては逆にシミをできやすくしてしまうことがあります。

例えば、ボンネットが平らな車種。雨や洗車によって水分が残ったままになると、空気中のケイ素と結びつくことでシミができやすくなります。

硬すぎると割れる可能性がある

ガラスコーティングには、えんぴつやシャーペンの芯と同じで、コーティング剤によって硬さの種類があり、硬さによっても特徴があります。

2H・3Hは柔らかいタイプで洗車でキズになりやすく、硬いスポンジ・タオルで拭くと傷つきやすくなります。

逆に9Hと硬いものを使用すると接触や事故によって割れてしまうことがあります。一見、硬いほうが良いように思えますが、程よい伸縮性がある6H~7Hがおすすめとされています。

ガラスコーティングの種類

ガラスコーティングの種類

コーティングと言えば、撥水が一般的ですが、その他にも親水・疎水・滑水があり、効果もそれぞれ違います。

撥水

ディーラー、専門店で一番選ばれているのが撥水です。脂の上に水をたらした時のように玉になることで水分を弾きやすく、少しの風でも水分を取り除いてくれます。

親水

撥水とは異なり、水を玉にすることなく流れるようにボディから水分を取り除く効果があります。撥水に比べると、艶の面で劣るのですが、水滴によるレンズ効果の影響を妨げてくれます。

疎水

親水と撥水の中間的な効果を持つ疎水は、どちらの要素も兼ね備えたコーティングです。撥水に比べてより玉になりやすく、親水効果も相まって、より水滴が落ちやすくなるという特性があります。

滑水

水玉が出来にくく、より撥水性が高いのが滑水コーティングです。価格は、どのコーティングよりも高いというのがデメリットですが、その分、除水効果が最も高く、汚れ・シミのリスクを軽減できます。

ガラスコーティングの仕組み

ガラスコーティングの仕組み

最後にまとめとしてガラスコーティングの仕組みについて簡単に説明しておきましょう。

近年、支流となっているのはシリコーンレジンを用いたガラスコーティングです。

ケイ素(シリコン)を基に作りだされた人口の化合物、シリコーンとレジン(樹脂)を組み合わせたものが主成分になっています。(シリコンというのは元素、形にしたのがシリコーン)

車に使用する場合、サランラップ(おおよそ10μ)よりもかなり薄い0.5μ~1μに満たない程度の厚みでコーティングします。

まとめ

ガラスコーティングとは?サルでもわかるガラスコーティングの基礎

今回、”サルでもわかる”を前提にガラスコーティングについて簡単に説明しましたが、ガラスコーティングというのは、非常に奥が深く、プロでも意見が異なるくらい掘り下げて説明することができる洗車の知識です。

管理人もまだまだ知識が足りていないため、より理解できた時にまた次のステップで解説したいと思います。

一先ず「ガラスコーティングってこういうものなのか」という程度で理解してもらえれば幸いです。

それでは良いカーライフを!

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